旅する書物:日本とヨーロッパの歴史のなかで
ヨーロッパと日本との関係が始まるきっかけとなった本とともに過去を旅し、デジタル時代にどう息づいているかを、慶應義塾大学と大英図書館が紹介します。
Who is the course for?
このコースは、日本とヨーロッパの文学、印刷、歴史の本に興味のある方を対象としています。特に、2つの異なる文化から生まれた貴重書を比較して何を学ぶことができるかを探求したい人を対象としています。
このコースは、以下の関連コースと併せて受講することをおすすめします。
古書から読み解く日本の文化:和本の世界
古書から読み解く日本の文化:漢籍の受容
古書から読み解く日本の文化:和本を彩る和紙の世界
What will you achieve?
By the end of the course, you‘ll be able to…
Explain how books from different cultures interacted and promoted a cultural exchange between the East and the West.【異なる文化の本がどのように作用し、東洋と西洋の文化交流を促進したか説明できる。】
Summarise the role of Jesuit missionaries in exchanging book cultures between the East and the West in the 16th century.【キリシタン版が16世紀の東洋と西洋の書物文化の交流において果たした役割を要約できる。】
Compare the European-type books printed in Japan in the 16th-century and their European counterparts.【16世紀に日本で印刷されたヨーロッパの形式の本と、それに対応するヨーロッパで作られた本を比較できる。】
Identify the traces in the early books that can tell you about past readers and collectors.【過去の読者やコレクターのことを知ることができる、書物に残された痕跡を特定できる。】
Identify the similarities and differences in the physical features of the travel books that make them easy to carry on a journey.【旅に携帯しやすい本について、物理的特徴の共通点と相違点がわかる。】
Explore how illustrations in travel books (fiction and non-fiction) help the reader to imagine the places that they have never been to or can visit only in fantasy.【旅行記(フィクション・ノンフィクション)の挿絵が、読者が行ったことのない、または空想でしか訪れることのできない場所を想像するのにどのように役に立つかを調べることができる。】